
今日も東京は晴天。空は真っ青です。
若いときからたくさん友達がいた。
学生のとき、バンドをやってる友達がいて、彼らを中心によく集まった。
ライブに行ったり、プールへ行ったり、キャンプをしたりした。
まだまだ幼くて、夢や不安がいっぱいだったとき、いろんなことをたくさん話してた。
親も知らないことを私たちは分け合っていた。
犬ころのように、毎日会って、けらけら笑っていた。
時には、誰かが恋に落ちて、時には涙して、人生をまっすぐ歩いていた。
少しづつ、それぞれの人生は動き出して、それぞれの道を歩き出して、いつの間にか離れていって、会わなくなった。
数日前、突然、大好きだった友達が線路に身を投げたと連絡が来た。
なぜ・・・・なぜ・・・・
知らない20数年を一生懸命考えようとするのだけど、
思えることは、そのころの彼。
彼は優しくて穏やかだった。ギターが上手くて、髪が長かった。
争うことより、仲裁に入る人だった。
いろんなことを深く考える人だった。
そんな彼がなぜ・・・
行き場のない悔しさや悲しみが、数分毎に変わって、ただ時間が過ぎていくのを待つしかできない。
何度も何度も、空を見て、バカ!と心の中で叫んでいた。
きっと、彼には、死んでもいいと思える大きな理由があったと思う。
私には分からない知らない辛いことがあったんだと思う。
でも・・・でも・・・なぜ・・・
どんなにだめな自分でも、どんなに悲しいことでも、生きていれば何かが変わるかもしれないのに・・・
長い間会っていない私が何かを言うことなんてできないけど、悔しくて、残念で・・・
彼の人生を変えることなんてできなかったと思うけど、もう一度会ってちょっとでも、笑えたら、何か思うこと変わったかもしれない・・・
固まった彼の心に小さな穴をあけれたかもしれない・・・・
そのために私たちは友達になったはずなのに・・・・
くやしい・・・
ひとりだと、真っ青な空を見て、朝から涙します。
ほんとうにバカ!たくさんの人の心に、こんなに大きな悲しみを残して、ほんとうにバカ!
私は、あなたの分まで、一生懸命生きていくからね。
みんなと与えられた命は一生懸命助け合って生きていくからね・・・
ほんとにバカ!
できないことはわかっていても、できるなら伝えたい。
生きていてほしかった。